2021年12月29日97歳でこの世を去った臼井都を偲んで追悼展を開催いたします。
画家臼井都は、戦後間もなく、美術会に新風を巻き起こした中本達也と共に国立に移り住む。二人はそれぞれ自身の創作活動を行いながら、近隣の子どもたちと絵を描いたり、指人形を作ったり劇をしたり、雑木林の中でスケッチをしたりしながら美術の楽しさを伝えてくれました。私たちは、生きることを学び、数えきれない美しさと優しさとつながりを育むことができました。
このたび、アトリエに残された数多くの貴重な作品と個人オーナーから貸していただくことができた作品などを展示いたします。
画廊 岳、及び芸術資源館にて同時開催となります。是非ともご覧ください。
今回も追悼展開催にご協力いただいた、画廊岳代表佐野佳世様には資源館一同から感謝申し上げます。
中本達也・臼井都記念 芸術資源館(財)2022臼井都追悼展実行委員会
≪臼井 都(うすいみやこ)プロフィール≫
1925年 5月5日 東京に生まれる
1947年 女子美術専門学校日本画卒業
1951年 創造美術展出品
1952年 新制作協会日本画部出品
1956年 自由美術家協会出品 優秀作家賞受賞
1958年 自由美術家協会会員に推さる
1963年 渡欧、主としてイタリアに在住
1974年 第1回美術ジャーナル大賞受賞
中本の没後、アトリエと中本作品をまもり絵画教室を続け生涯黙々と制作に励む
2021年 12月29日逝去 享年97